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新たな一歩、更なる一歩

12 14, 2015
こんにちは、さとしです。

去る12月5日、新潟大学合唱団第51回定期演奏会が、盛会裏に終演いたしました。あいにくの雨という天候ではありましたが、ご来場して下さった皆様、本当にありがとうございました。大変なことも多くありましたが、その分様々なことを学ぶことの出来た楽しい演奏会にすることが出来たと思います。

さて、今年の定期演奏会は全5ステージをお届け致しました。

第1ステージは、全日本合唱コンクールの課題曲と自由曲を演奏致しました。4年ぶりとなる全国の舞台で披露した新大サウンドを、その興奮を漏らさず演奏することが出来たのではないでしょうか。課題曲であった(G1)『Super flumina Babylonis』は、悲哀や確固たる信念といったユダヤ人たちの感情を、ポリフォニーやホモフォニーといった音楽技法や、下降・上昇音型を巧みに駆使したパレストリーナの旋律に乗せて演奏致しました。また、自由曲『Órtus Cárminis(歌の誕生)』では、優しく包み込むような歌が全ての人の心に響くようにと、東日本大震災の被災者の方々に寄り添うように佐藤賢太郎(Ken-P)さんが紡ぎだされた曲を演奏させて頂きました。どちらの曲も、人間一人一人の持つ様々な感情を、歌という手段によって表現しなければならない曲です。本番では、それを過剰に意識することなく、自然な心持で演奏することが出来たのではないかと歌いながら感じることが出来ました。

第2ステージでは、同じく全日本合唱コンクールの自由曲、『Aus tiefer Not schrei ich zu dir(深き困窮より、われ汝に呼ばわる)』を演奏いたしました。メンデルスゾーン作曲によるこの曲は、第5節まであるマルティン・ルターの詩曲に依るところが大きく、またバッハも同曲を編曲しています。コラールとフーガが交互に織り交ざるこの曲ですが、個人的には、第2節のアリアが非常に大変でした。ソロの経験自体は数え切れないほどあったのですが、新潟県民会館という大舞台で、さらに名島先生に伴奏を弾いて頂ける機会などそうそう無いため、今までのソロ経験の中で最も緊張致しました。本番に至るまで、納得がいかない演奏が続き、本番でも一回声が裏返ってしまったのですが、第2ステージの終了後に名島先生や澤村先生、それに団員の皆に声をかけて頂いた時は、少しほっとすることが出来ました。今後このような機会を拝受することになった際には、今回以上に努力を重ねて、より良い声色で会場を包み込むことが出来ればと思います。

第3ステージは、学生指揮者の近藤先輩によるステージでした。このステージでは、毎年学生指揮者が演奏したい組曲を演奏致しており、今年は覚和歌子の詩による混声合唱組曲『等圧線』を演奏致しました。定期演奏会前日、最後の練習の際に、この組曲を選んだ理由を私たち団員に教えて下さいました。この組曲の終曲は『リフレイン』という曲であり、日本語でいう「くりかえし」という意味であること。新潟大学合唱団の定期演奏会というものは、これまでも、これからも連綿と続いていくが、このメンバーで一緒に歌える機会は「いちどだけ」であること。そのかけがえのない一瞬を大切にしたいと考え、この曲が収録されている『等圧線』を演奏したかったということでした。先輩の団員を思う気持ちが、演奏中の一振り一振りを通じて、私たちの心になにかあたたかいものをもたらして下さったような気が致しました。私たち団員も、演奏を聴いてくださっている方々にもその気持ちを共有して頂けるように、精一杯演奏させて頂きました。

第4ステージ(通称オリジナルステージ)は、「合唱で彩る日本の四季」と題して、懐かしき日本の情景を描く曲を披露させて頂きました。実は私はこのステージの演出担当の一人で、当日は司会の二人の後姿を見ながら少しひやひやしたものですが、二人ともしっかりと大役をこなしてくれたので、いい後輩をもって幸せだなと感じながら楽しく歌わせて頂きました。来年はどのようなオリステが行われるのでしょうか、期待していてください(笑)。…ということはさておき、私自身は別の仕事を行っていたため、あまりオリステに関わることが出来ませんでしたが、一緒に頑張ってくれた演出マネージャーの皆には本当に感謝しております。

第5ステージでは、森山至貴先生が作曲された、混声合唱組曲『太陽と海と季節が』を演奏いたしました。この組曲は、名島先生が常任指揮者を務めていらっしゃる、混声合唱団鈴優会さんによる初演が行われた曲でもあります。そのような曲を私たちが演奏することが出来るというとても光栄な機会の中、私たち自身も、曲に込められた思い、風の息吹やポップス調のメロディを全身で感じながら、楽しく演奏させて頂くことが出来ました。定期演奏会後のパーティーでは、作曲者の森山先生にもご参加頂き、お話を伺ったのですが、私たちの演奏をとても喜んで下さったため、私たちも嬉しさで胸がいっぱいになりました。また森山先生の曲を演奏することが出来る機会があれば、是非演奏させて頂きたいと思います。

演奏終了後、たくさんの方々からお褒めの言葉や激励の言葉を頂きました。私たちの合唱団では、送り演奏を行う際にお客様と話しをするのですが、仲間たちの歌声を聴きながらこのような言葉を頂戴する時、1年間の様々な思いがこみ上げてきました。団長を務めて下さったおかち先輩がおっしゃっていましたが、この1年間、決して順風満帆ではありませんでした。楽しいこと、嬉しいこともたくさんありましたが、時には悲しいこと、辛いこともありました。しかし、その困難に直面するたび、団員全員が一致団結して状況を打破するために努力を重ねてきてくれました。数多くの先輩が歴史を紡いできた新潟大学合唱団で歌うことが出来る、この喜びと感謝の気持ちを胸に、この定期演奏会のステージで歌わせて頂きました。団長挨拶でおかち先輩がおっしゃった、次の50年に向けた「新たな一歩」を踏み出すことが出来たのではないでしょうか。

…気付けばものすごい量の文章を書いてしまいました。読みにくい文章で申し訳ありません。本当はもっと語りたいのですが、今日はこの辺で切り上げます。

最後に、一つお伝えしたいことがあります。私は定期演奏会後の代替わりによって、第53期団長を務めさせて頂くことになりました。前団長のおかち先輩より頼りがいは無いかもしれませんが、何事にも一生懸命取り組み、新潟大学合唱団の更なる発展に寄与していく所存です。団員全員が「この合唱団で皆と一緒に歌ってきて良かった」と思えるような合唱団を、また、私たちの歌声を聴いて下さる全ての方の、その心に響く合唱を届けることの出来る合唱団を、諸先輩方から受け継いだ伝統を糧としつつ、「更なる一歩」を築き上げていきます。これからも、私たち新潟大学合唱団へのご指導ご鞭撻の程、どうか宜しくお願い致します。

それでは、また。

第51回定演
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